検査値から見る指導

現在の判定区分というものは、年齢を考慮に入れていないと言われています。なので年齢によって変化のある検査項目では後期高齢者での該当率が変わってしまう可能性があります。①アルブミン:男女ともに後期高齢者でのD判定に該当した人は、後期高齢者以外の人たちに比べて高い値を示しています。しかし、絶対値として多いとは言えないため、後期高齢者だからといって判定を変更する必要はないのです。②LDL-C:男女ともに後期高齢者でのD判定の該当率は後期高齢者以外の人たちと比べてもほとんど同じような数値を示すため、後期高齢者だからと言って判定を変更する必要はないのです。③AST:男女ともにD判定に該当する人は後期高齢者もそうでない人たちも同じ値で、特別注目する点はないので後期高齢者だからと言って判定を変更する必要はありません。④HbA1c:HbA1cのD判定に該当した人は男性女性どちらも後期高齢者になるとそれ以外の人たちに比べて二倍以上に上昇してしまいます。しかし、高齢者の糖尿病の診断は成人と同様の手順、そして基準値をもちいることと、日本糖尿病学会が規定しています。医療現場に配慮して、茎高齢者の場合、D判定に変更するとその該当率は理想的な値に近づくため、今後、後期高齢者の判定を追加する可能性が出てきています。⑤eGFR:eGFRのD判定は後期高齢者以外の男性では約2%、後期高齢者の男性では約15%にまで増えてしまいます。女性でも同じように後期高齢者以外では1%、後期高齢者では約12%と大きく増えてしまいます。日本腎臓学会での専門医に紹介するレベルというのは70歳以上で40未満としています。なので茎高齢者の40未満の該当率も算出すると男性が約4%女性が約3%と適切な値になるので今後く置き高齢者の判定を追加する可能性があります。