CRP

CRPとは、身体に炎症や組織の破壊、組織の壊死が起こった時に血液中に増加する物質である。 炎症が起きると24時間以内で急増し、2~3日すると減少していく為、炎症の早期発見に役立てることが可能だ。加えて、他の検査と組み合わせることで、急激な組織破壊や病気の重症度がどれほどの程度なのか、経過観察・治療成績などを判定する際にも活用できるのだ。最近は検査技術も進化し、それ以下の微量なCRPも検出できるようになり(高感度CRP検査という)、それにより動脈硬化の診断もより正確になったのだ。動脈硬化とは血管が炎症している状態である為、それがCRPに反映されるというわけだ。 この検査は血液採取によって行うものである為、食事制限など注意するものもなく、所要時間も1~2分だ。 このように、近年では炎症を調べる事を目的として用いられている。白血球数や白血球分画等、炎症の有無を調べる際に必要なそのほかの検査と本検査を組み合わせることで、病気の経過であったり治癒の状態などを調べたりといった活用もなされている。 もし異常が発見された場合には、他の検査も行い、原因となる病気を明確にすることが大切である。動脈硬化が指摘されている際は、高血圧や脂質異常・糖尿病の疑いも考えられる。その時には食事や運動などの日常生活の改善も必要だといえるだろう。

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