この高血圧検査の判断区分はA~Dの4段階に分けられる。A「異常なし」B「軽度異常」C「要経過観察・生活改善」D「要医療」の4つであり、その段階によって改善内容・治療方法なども変わってくる。
例えばB「軽度異常」の判断がなされた場合だと、この状態が続くと心血管病へと進行・発症する可能性があるという事になる。血圧を下げる対策として減量・禁煙・お酒の減量・減塩・野菜の摂取量を増やす若しくは適度に食べるなどの生活改善を行う。加えて、特定保健指導の対象者に対しては受診の推奨を行うことも必要である。
またD「要医療」との診断をされた場合には、Ⅱ度高血圧以上である為に「要医療」となっている。脳卒中・心臓病などに掛かりやすい状態となっているため、急ぎかかりつけ医の受診を指示し、重度化することを防ぐことが何よりも大切となる。
今後も、この高血圧とそれに伴う病気に向き合っていく必要があると言え、かかりつけ医との連携を強化する事と人間ドック健診の質を更に向上させていくことが求められているといえるだろう。”