筋委縮性側索硬化症(ALS)

運動神経細胞が減少し、筋力低下が進行していく病気というのは、運動ニューロン疾患と呼ばれ複数の病気が含まれます。筋肉に直接指令を送る働きをもつ脊髄の運動神経と、それを支配する大脳の運動神経のいずれも障害されてしまい、急速に全身に運動まひが広がっていく病気が「筋委縮性側索硬化症(ALS)」です。今日の日本で、高齢者の発症例が多く報告されています。また、ALSは治療が困難な病気であり、指定難病とされています。以前、ALSを研究する団体への寄付を目的として「アイス・バケツ・チャレンジ」というものがクローズアップされました。氷水が入ったバケツを頭からかぶるというもので、世界各国の多くの芸能人も参加した事でSNS・動画サイトで話題になりましたので、病名を耳にした事のある方はいらっしゃるのではないでしょうか。