尿酸生成抑制薬による治療

腎障害がある場合、ベンズブロマロンなどの尿酸排泄促進薬の効果が弱まってしまうため、フェブキソスタットとアロプリノールといった尿酸生成抑制薬による治療が中心になりますが、アロプリノールは腎障害の程度によって用量を調整する必要があることを薬剤師は注意する必要があります。一方で、フェブキソスタットは腎機能が低下した人に投与しても副作用の起こりやすさに違いはなく、そのため軽~中程度の腎機能障害の患者であれば通常用量で使うことができます。アロプリノールは1日2~3回の服用が必要であるなど、1日1回でよいフェブキソスタットと比べると服用に手間がかかりますが、値段が安いため、費用対効果という面あら考えるとアロプリノールの方が優れているという考え方もあります。