肝臓の働きと肝機能検査

肝臓には様々な働きがあります。まず、栄養素を蓄える働きです。次に、アルコールやアンモニアなどの有害物質を分解する働きです。それから、脂肪を消化するのを補助する胆汁を作る働きです。このような機能を持つ肝臓は、体内の化学工場とも呼ばれ、非常に重要な臓器として知られています。ですから、病気にならないよう、検査しなければいけません。
実は、肝臓は病気になっても自覚症状が現れにくいため、検査の重要性が高いのです。肝機能の検査項目としてよく知られているのは、AST、ALT、γ-GTPなどです。
AST、ALTは、肝臓で作られる酵素で、肝臓に何か問題があると、肝臓から溢れ出るため、ASTやALTの血中濃度が上がります。そのため、健康診断でASTやALTの値が高いと、肝臓に問題がある可能性が高いです。
また、γ-GTPも同様に、肝臓に異常があると血中濃度が上がります。検査では注意しましょう。