廃用症候群とは

廃用症候群という言葉を知っている方は少ないです。起きる可能性のある病気であるため、ぜひ知っておくべきです。では、どのような病気なのでしょうか。
廃用症候群は、必要以上に安静にしていたり、長いこと寝たきりの状態になっていることによって、起こる病気で、全身の機能低下を総称したものです。たとえば、筋肉が萎縮したり、関節が固まったり、骨が萎縮したり、立ちくらみが起きたり、ということを言います。静脈に血栓が生じたり、誤嚥性肺炎になったりすることも、廃用症候群の一種です。
これらの病気にならないようにするためには、よく身体を動かすことが必要です。できる限り定期的に歩き、足を動かすことで、この病気にかかる可能性を減らすことができます。また、立つほどの筋力がないという方でも、座ったままで足を動かすということはできるため、ぜひそうしましょう。